香典返しはいつ送る?忌明けの数え方と当日返し・宗教ごとの違い

香典返しは「忌明け後に送る」のが伝統的な形です。ではその忌明けはいつなのか — 数え方から、最近増えている当日返し、宗教による違いまでをまとめました。

基本は「忌明け返し」— 四十九日のあと1か月以内

香典返しは本来、「四十九日の法要を無事に終えました」という報告を兼ねたお礼です。このため忌明け(きあけ)=四十九日法要のあと、1か月以内を目安に、挨拶状(忌明けの報告とお礼を記した手紙)を添えて送るのが伝統的な形です。

忌明けの日は、命日を1日目として数えて49日目です。日付の計算上は「命日+48日」で、たとえば7月1日が命日なら8月18日が四十九日にあたります。実際の法要は参列者が集まりやすいよう直前の土日に繰り上げることが多いので、香典返しの手配は法要の日程が決まった時点で始めると余裕をもって進められます。

地域や宗派によっては、五七日(三十五日)を忌明けとする場合もあります。迷ったら菩提寺や葬儀社に確認してください。

増えている「当日返し」

最近は、通夜・葬儀の受付でその場でお返しを渡す当日返し(即日返し)も広く行われています。金額にかかわらず一律の品(2,500〜3,000円程度が多い)を渡す方式で、後日の発送の手間がかからないのが利点です。

ただし当日返しの場合でも、高額の香典(目安として1万円を超えるもの)をいただいた方には、忌明け後に改めて差額分をお返しするのが丁寧とされています。誰からいくらいただいたかがわかるよう、香典帳の整理は早めにしておきましょう。

宗教によってタイミングが変わる

宗教お返しの時期の目安
仏式忌明け(四十九日、地域により三十五日)のあと
神式五十日祭のあと
キリスト教式プロテスタント:召天記念日(1か月後)ごろ/カトリック:追悼ミサ(30日目)ごろ

キリスト教には本来「香典返し」の習慣はありませんが、日本では慣習として同様のお返しをすることが一般的になっています。

金額と品物の目安

金額はいただいた香典の3分の1〜半分(いわゆる半返し)が目安です。品物は「不祝儀を残さない」という考えから、お茶・海苔・お菓子・洗剤などの消えものや、タオルなどの実用品が定番で、最近は先方が選べるカタログギフトもよく使われます。慶事を連想させるもの(お酒・昆布・かつお節など)は避けるならわしです。

なお、香典を辞退した方や、勤務先から福利厚生として出た香典(弔慰金)には、原則としてお返しは不要です。

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